社長メッセージ

代表取締役社長 平野 量夫 写真

当社グループは、1918年の創業以来、鍛造技術にこだわり続け、製品の強靭さと耐久性を追求し、「開発型企業」として100年以上の歴史と伝統に培われた技術で独創的な製品の開発に挑戦し続けてまいりました。また、「顧客満足」の精神のもと、ものづくりに欠かせない重要な要素である品質・コスト・納期の最適化を図りながら、あらゆる産業に対応する製品を積極的に展開してまいりました。
 しかしながら、当社グループを取り巻く環境は、国内経済は雇用や所得環境の改善など景気回復への期待が高まる一方で、世界経済においては、ウクライナ情勢の長期化や中東地域をめぐる情勢の悪化、資源・原材料価格の高止まり、円安の継続など依然として先行き不透明な状況となっております。
 このような状況のなか、主要事業である金属製品事業につきましては、鍛造技術を磨き続け、アナログ製品の開発にこだわりながらデジタル技術の応用で価値を付加することにより、高水準の顧客満足を追求してまいります。さらには、顧客の困りごと解決のための独自性に富んだ「スキマを埋める」製品の企画開発に注力し、問題解決による顧客満足度向上を通して業界のトップメーカーを目指してまいります。
 これらを具現化するため、新製品開発、品質及び生産、物流体制の強化と高効率化を目的とし、新物流倉庫の稼働、新工場の建設及び新設備の導入を進めてまいります。これによりさらに収益構造を高めることで、より一層の企業価値向上を目指してまいります。
 また、海外市場においても、日本生産、日本品質をアピールポイントとし、新規市場の開拓を推し進めるとともに、吊クランプの販売拡大に向けたソリューションビジネスを展開してまいります。これらにより、ブランドイメージと認知度向上を図り、さらなる海外販売拡大を目指してまいります。
 環境関連事業につきましては、事業を取り巻く環境は厳しい状況が続いていることから、収益性の高い案件の受注に注力するなど、より一層の筋肉質な事業体制の構築を図ってまいります。
 当社グループは、「鉄とともに これまで100年 これから100年」鍛造技術を継続し、極めることこそが今後100年間の当社の原動力と成長力の核と位置付けています。匠の技術を継承しながら、世界水準の「匠」を目指して、顧客満足度を高める製品を世に出し続け、「世界のスーパーツール」のポジション獲得を目指してまいりますので、引き続きのご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

2024年6月7日
株式会社スーパーツール
代表取締役社長 平野 量夫

 

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