ギヤープーラ
ギヤープーラとは?
自動車や船舶・各種機械の修理をする時などに、プーリ・ギヤー・ベアリング等を、取り外すのに用いる工具です。
種類
主な型式として 標準タイプのG型・スライドギヤープーラGS型・ベアリングプーラ類などの種類があります。
標準タイプ G型
使用例
・おねじは、少しでも作業を楽にするため、台形細目ねじを採用。
・おねじ先端のアダプタには鋼球が内蔵されており、アダプタが共回りしないので、軸部を傷めることがありません。
・安全機構として、G型ギヤープーラには、荷重が掛かりすぎると、座金が変形し(伸びる)、爪の破損を防ぐ様になっています。
・2本長爪型はベアリングセパレータとの併用ができ、さらに作業用途が広がります。
使用例
ショックスピードプーラセットSSP
・3本爪の開き止め機構で、引き抜き物をしっかりとつかみます。
・焼き付いたり・サビ付いた引き抜き物などには、おねじ頭部をハンマーで打撃を与えることにより引抜能力を発揮します。
使用例
スライドギャープーラ GS型
・爪が平行にスライドするため、狭所作業に威力を発揮します。
・爪のタイプは標準・長爪・薄爪・薄長爪など多彩なバリエーションがあります。
・爪を掛けかえるだけで、内掛け・外掛けの使用が出来ます。
使用例
アマチュアベアリングプーラAB-N
・電動工具・家電品・自動車などに取り付けられている、小径ベアリング等の引き抜きに最適です。
・爪は薄爪で、開き止めボルトでしっかりとベアリングをつかむことが出来ます。
・おねじ頭部にあるスピーダーで、おねじの早回しができ、取り付け取り外しがすばやく出来ます。
使用例
ベアリングプーラセットBP-S(内輪引き抜き型)
・ベアリングを内輪から引き抜く専用工具で、内爪をベアリング内輪にかけ、スタンドのナットを回すだけで ベアリングを抜くことが出来ます。
使用例
ベアリングプーラセットBH32(内輪引き抜き)
・ベアリングを内輪から引き抜く専用工具で、内爪をベアリング内輪にかけ、スライドハンマーの打撃でベアンリグを抜くことが出来ます。
使い方
- プーリ・ギヤー・ベアリング等の引き抜き物の直径(内外径)・幅(厚み)・形状および取り外す力の大きさ等で作業に適した種類・サイズのプーラを選定して下さい。
- 使用前には各部に異常がないか必ず点検して下さい。
- 必ず軸の中心にプーラを取り付けて、取り付けたプーラが前後左右に傾かないようにして下さい。
- 爪先をプーリ等に十分に引っ掛けて下さい。
- おねじを回すときは必ず手動工具を使用し、電動工具や空圧工具は絶対に使用しないで下さい。
- 使用中にプーラおよびプーリ等の引き抜き物をバーナー等で加熱しないで下さい。
(材料強度の低下等で破壊する恐れがあります)